秋の神秘的な阿蘇山とミルクロードのススキ原　中岳噴火後の阿蘇散歩

秋も深まりはじめ、肌寒い日が多くなって来ましたが、阿蘇の風景も秋色に染まりはじめました。
そこで、秋の阿蘇の風景を眺めに阿蘇市をドライブして、ドライブレコーダーとカメラで写真を撮影してきました、ぜひご覧ください。

1 中岳噴火後の阿蘇
2 阿蘇の動画

中岳噴火後の阿蘇

阿蘇の一の宮町は、前日10月8日の中岳の噴火で灰が積もっています。一の宮町から阿蘇くじゅう国立公園のくじゅう連山まで灰が降りましたが、その他の地域では、阿蘇山のすぐ近くの登山口入り口でも、目立った降灰は見当たりませんでした。

一の宮町

: 宮地駅へ向かう国道57号線

: 宮地駅手前から阿蘇山方向へ

九州自然歩道

根子岳と高岳の間から南阿蘇に続く「日ノ尾峠」へと向かう途中の「九州自然歩道」へ。

九州自然歩道へ

秋の阿蘇山

この時、中岳の水蒸気雲は落ち着いていて見えませんでしたが、雲と太陽と高岳の織りなす、この時期ならではの絶妙な光が素晴らしかったです。

神々しい阿蘇山　2016/10/09

阿蘇パノラマライン（阿蘇登山道）入り口

知る人ぞ知る自然の絶景を、見ることが出来る九州自然歩道を後に、阿蘇房中の阿蘇パノラマライン（阿蘇登山道）入り口の方向へ。
登山入り口ではもう降灰は殆どありません。

房中（阿蘇登山道入り口近く）

道の駅阿蘇

阿蘇パノラマラインから国道57号線に出ると、向かいに道の駅阿蘇があります。道の駅阿蘇には秋のお野菜や新米が沢山並んでいました。
今日のお弁当にパンを二つ。阿蘇のフランスパンはしっとりしながら歯ごたえがあって大好きです。赤牛カレーパンも大豆が入っていてひと味ちがう。

: 歯ごたえしっとりフランスバターパン

: 大豆のアクセントで「技アリ」の赤牛カレーパン。

カドリードミニオン

登山道から国道57号線に向かい、カドリードミニオンへ向かいました。
いつもどおり親子連れの方と、観光バスが行き交います。

昔は本物が歩いていた気がします。

きれいな駐車場

阿蘇神社付近・大観峰

カドリードミニオンから引き返して、阿蘇神社前の道から阿蘇国造神社方向へ向かいミルクロードを目指します。
途中で嵐のJALのCMで注目を集めた大観峰を撮影、奥の鼻（陸の岬）が大観峰のある「遠見ヶ鼻」、手前が蹴落ヶ鼻(けおとしがはな)、ミルクロードに向かう国造神社の東裏手の鼻は古城ヶ鼻(こじょうがはな)と言います。
ちなみに阿蘇には七鼻七石と言う、鼻と阿蘇大明神（健磐龍命）の伝説が残る岩があります。
いつも見るたびに、ジブリの映画「風の谷のナウシカ」のオーム（王蟲）が寝ているみたいに見えます。ラピュタの道に続くジブリスポットと密かに思っています。

人呼んで「大観峰オーム」

古城ヶ鼻(こじょうがはな)

阿蘇国造神社の東側の古城ヶ鼻(こじょうがはな)の峠道の途中、昭和天皇御夫妻がその眺望を楽しまれた古城の展望台へ、昔この峠の上には阿蘇地域を治めた戦国大名の阿蘇市の城があったので古城と言う地名になっているそうです。
ちなみに阿蘇地域には阿蘇氏の24の城があったそうです。

阿蘇ミルクロード

今日の散歩の終焉、阿蘇のミルクロードを古城から道の駅波野神楽苑方向へ向かいます。
秋のこの頃の波野村のススキの丘は最高に素晴らしい景色を見せてくれます。

ミルクロード波野村のススキ原

秋のどこか物憂げな斜陽の日差しと吹き流しの雲、遠くの丘の上にまで、まるで雲の絨毯のようにゆれる一面のススキの原。別世界に来たような気持ちにさせてくれます。
そして振り向けば、赤と黒のエクスタシーのキャッチコピーで映画化された、上杉謙信の生涯を描いた小説「天と地と」のような風景が。
NHK大河ドラマ真田丸でおなじみの武田の赤備えのような「阿蘇の赤牛」と、義の武将上杉謙信の黒のような「黒毛和牛の豊後牛」、味と味の川中島合戦です。赤牛も黒牛も仲良くのんびり草をモグモグしていました。
秋の阿蘇のいつもの風景、これにて。